2008年09月30日

D-A

先だっての出張時に棚ぼたで見学させていただいた、米の国は西海岸にある某スコアリングステージのミキサールーム。最新のデジタルコンソールを中心に、ProToolsが8セット並列処理というようなため息が出る豪華システムの横に、明らかにクラシカルな、久しぶりに見たなこれ・・的なこのデッキ。しかも、テープもセットされて現役バリバリ、てか現在まさに稼働中の様子。

080930-01.jpg
LUMIX FX35
Silkypix Developer Studio 3.0

何に使ってるんですか?と質問したら、いま録音中の作曲家さんが、2chのステレオマスターは最後これに吐き出さないと納得しないんだとか。名前をお聞きしたら、たぶん誰でも(日本でも)知ってるようなテレビシリーズのコンポーザーさんでした。コンシューマ向けデジタル音響の世界でも、192kHz/24bitサンプリングなんてのが再生可能になり、アナログ時代に迫る周波数特性を獲得できるようになっても「音色」とか「感性」とかはそれと別時空に存在するんだな、と感じて嬉しく感じたのでした。デジタル時代に入った写真の世界と近いものがあるなと。映画の世界でも、4Kとかのスーパーハイビジョンで撮影した素材に、フィルムグレーンの質感を足したりするし。テクノロジーと感性の関係性にしばし思いを馳せちゃう訳。

…しかしそのテレビシリーズってのが、超御下品なスラップスティックものだってのがまた味わい深いというか人間っておもしろいというかw
posted by Tongchai at 20:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 日々の雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お〜、懐かしのオープンリールですね!奥が1/2インチで手前が1/4インチかな?現役で活躍してて嬉しくなっちゃいますね〜(^^)10年ほど前までは2chマスターとして1/2でマスタリングスタジオに納品してましたが、現在の主流はどうなんでしょ。

それにしても、西海岸まで出張してスタジオ見学なんてとても羨ましいです(≧∇≦)
Posted by tetsu at 2008年09月30日 21:53
80年代。(CDではなく)レコードに「デジタル録音」の文字が躍った頃、当時の最新型であったそのアルバムの録音に使ったデジタル機材が廃棄されてしまい今の時代にリミックスなどが出来ないという「実害」がありますよね・・・。アナログの方が(テープ自身を)後処理しやすいというのもありますね。

一般的には、音色の作成からCD製作まで、PC1台で完結できる今の時代を喜びたいですが(^^)b。
Posted by Legin at 2008年09月30日 22:21
音についてもアツイ人が多くて嬉しいな、と^^

>tetsu様

さすがに、新作の納品をコレで指定するひとはほとんどいなくなったみたいですよw

サウンドマスターも、音楽か音声か、どれぐらいのレゾリューションが必要かで使うメディアも違ってるとは思いますが、つい最近までかなりの範囲DATが使われてたような記憶が・・いまはノンリニアなデジタルメディアじゃないですかねー。ProToolsのデータをそのままHDDに格納して受け渡し、なんてパターンも多いみたいですし。

>>見学

出張目的とはかなり外れておりまして、文字通りの棚ぼた。それゆえものすごーく無責任に楽しませてもらいました^^;ちなみにこのオープンリールの使い手はこのかた。
http://www.imdb.com/name/nm0165299/
Posted by Tongchai at 2008年09月30日 22:50
>Legin様

いまは、プロのミュージシャンと同じ環境がパーソナルコンピュータに構築できますからね〜。ホームスタジオ派、DTM派な方々にとっては天国みたいな状況なんじゃないでしょうか。楽器各パートのみならず、みっくみくなヴォーカロイドさんも簡単に雇えるし(笑)

デジタルメディアの規格乱立、栄枯盛衰はまじ困っちゃいますよねー^^;フィルムとかテープとかも物理劣化はある(マルチテープの劣化問題は音楽業界にとってかなりシビアらしいですね)のですが、それでも一瞬で前データが消失する可能性があるデジタルメディアよりは保存の確度が高いといえますし。でも、最近の流れを見ていると、二重三重にバックアップの保険をかけたデータストレージの海に流し込むやりかたが主流となりそうで、素子さんじゃないですがネットは広大だわ、と(笑)
Posted by Tongchai at 2008年09月30日 23:00
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